確かに不思議に友達ができない人っていますよね。
友達なんて要らないという訳でもないのに、逆に友達が欲しいのにできない、そんな人にはどんな特徴があって、原因となるものは何なのか、はたして対策はあるのかを考察してみましょう。
友達ができない状態というのは、周囲の反応と結果ですが、最終的にどんな結果になるかは、本人次第。
たまに話題を提供して発言しても、そんなに興味をそそられるような内容ではなかったりします。
話の上手下手は確かにありますが、それだけで片付けられることではありません。
あまりに存在感が薄くなると、友達の輪から外れてしまい、みんなと親しくなる機会さえ失ってしまいます。
人間の良し悪しとは全く関係のない部分での展開なので、本人にとってはいささか不本意ですよね。
一番の原因は話題、言い換えれば情報の不足にありますから、世の中の流行やできごと、ファッション、音楽などの情報を仕入れることです。
もっと色々なジャンルの事柄に興味を持って、本や雑誌、ネット、テレビを利用して話題の引出しを増やす努力をしましょう。
会話はやり取りがあって初めて成立するものですから、一方通行では相手も楽しくありません。
そして、何を考えているか分からない人というレッテルが貼られ、敬遠されかねません。
しかし無口の原因は本来の性質によるところが大きく、いきなり饒舌になることは考えられませんね。
それなら、いっそ無口であることをその人の魅力に変えてしまうのはどうでしょうか。
無口は言い換えれば、つまらないことをべらべら喋ないということで、見方によっては相談をかけてもプライバシーを厳守してくれるという、信頼に変換することができます。
しかし頼りにされる存在になるには、日ごろの行動が大切で、いい加減な行動をしているようではだめです。
毎日入浴もして、下着も買えて、汚れた服も着ていない、実際には清潔を保っているのに清潔感を感じさせない人がいます。
逆にさほど清潔ではないのに、爽やかな印象を残す人もいます。
ではその悪い印象の原因は何でしょうか?
それは少し酷なようですが、その人の風貌と言動にあります。
まず体型ですが、太っていると、汗をかきやすいという先入観があって、あまり至近距離には近づきたくありませんね。
毎日洗髪していても、カットを怠けたぼさぼさの髪型では、清潔には感じません。
たとえきちんと洗濯が行き届いている洋服であっても、よれよれでは台無しです。
これらの原因は努力と心がけで解決します。
なかなか対策を立てにくいのは、言動に気を付けることです。
これはむしろ言動の内容というよりも、話し方や仕草に起因するところが大きく、粘着性の強い口調とか、舌なめずりをするとかの視覚的な要素が強いと考えられます。
すでに癖になっている場合が多いので、これはかなり気にしなければなりませんが、不可能ではないので、これも本人の努力次第と言えます。
意外にも自分で気づいていない場合もあり、知らず知らずのうちに、自分から距離を置いています。
人間嫌いとまではいかないにしても、あまり人に興味が持てないのでしょう。
幼児期に、社会性のある環境の体験が少ないと、他人との関わり方を学べずに、成長してから他人との接触を極力避ける傾向になります。
しかし社会の中で生きていくには、たとえ孤独を好んでも、人との関わりなしに過ごすことは出来ません。
本人が自覚を持って、まずは努めて友人関係を築くほかはありません。
もしかすると、恋愛をすることが、その突破口になるかもしれません。
もちろん友達作りにおいても、その消極性は災いとなります。
友達ができるプロセスには、自らコンタクトを取ってゆく必要があり、それが出来なければ、待つだけの姿勢では、いつまでたっても友達はできません。
生まれ持った性質でも、後天的に培われた性格によるものでも、消極性の原因のほとんどは自信の無さです。
自分に自信を持てるようになれば、案外簡単に克服できる可能性があります。
方法としては何かひとつでいいから、得意なことを見つけることです。
誰にでも必ずひとつはあるもので、例えば絵を描く、楽器や歌、文章、写真、何だって構いません。
そしてすでに特技がある人は、それに磨きをかけて、これに関しては誰にも負けない!というところまでがんばってください。
そこまでいくと、その自信はその人を変えます。周囲にも一目置かれ、自然と人も寄って来るようになります。