女性は健康であっても、女性ホルモンの影響で少なからず、情緒不安定になったり気持ちが下がったりすることがあります。かなり個人差があり、あまり気にならない程度の人もいますし、生活に支障をきたすくらい酷くなる人もいるのです。
情緒不安定になる時期をうまく乗り越えられる人もいますが、ヒステリックになる人もいます。
家族や友人など身近な人間がいつも情緒不安定では、そばにいる人も疲れてしまうことでしょう。情緒不安定になる人は何が原因でなるのか、特徴や対処法などを紹介します。
原因を理解することで、対処法を考えることができます。まずは原因をしっかり突き止めましょう。
女性には月に一回生理がきます。生理の1週間から10日ほど前は「月経前症候群(PMS)」という体調に不調をきたす期間があるのです。
症状は様々ですが、精神的な症状ですとイライラする、感情の起伏が激しくなる、気分が落ち込む、無気力感などがあげられます。
情緒不安定なのを、この症状のせいにして正当化するのも問題ですが、いつもは普通の人が定期的にイライラしたりするようであれば、これが原因なのかな?と考えましょう。
仕事が忙しい、子育て・家事で時間に余裕がないなど、忙しく時間に追われた生活をしていると誰でも気持ちに余裕が無くなるものです。
そんな状態になるとちょっとしたことがきっかけで、イライラして感情の起伏が激しくなってしまいます。
個人差があるので具体的に何時間寝れば大丈夫というのは難しいですが、誰でも調子がよくなる睡眠時間があります。
その時間が確保できず睡眠不足が続くと、思考力が低下して正常な判断が出来なかったり、イライラしやすくなってしまうのです。
食事も同じく、一日一食しか食べなかったり、栄養バランスが悪いと、十分な栄養が足りず体調不良になり、それが精神的な不安定にも直結してしまいます。
情緒が安定している人と、そうでない人の違いは何なのか紹介します。
さっきまで笑っていたと思ってたら、急に泣き出したり、いきなり怒り出したり感情の浮き沈みが激しくなります。短時間での感情の波が激しく、そのスイッチが何なのかわからないのです。
とにかく、動きたくない、人と関わりたくない、話したくないなど、周囲の人のことが煩わしく感じています。
やる気のある時はとことんやるのですが、さっきまで動いていたのに急にやる気が無くなったりしてしまうのです。
ポジティブな感情の時もネガティブな感情の時も、とにかく自分が中心の考え方です。自分に対してだけなら良いのですが、それが人に向けて出ると、周囲に攻撃的になったりして迷惑を掛けたりします。
では、情緒不安定な女性が症状を緩和するためにはどんな対処法があるのでしょうか?
上で述べたように、睡眠不足や食事のバランスの乱れなどが情緒不安定の原因となります。なるべく十分な睡眠時間をとるか、時間の確保が難しいなら睡眠の「質」を改善しましょう。
短い時間でも質の良い睡眠がとれていれば疲れは残らなくなるので、眠りが浅いと感じる人は寝室の照明を変えたり、リラックスできる香りのアロマを使うなどしてみてください。
同じように、食生活もバランスが大事ですので、外食が続いたりするなら食事の内容を考えたり、忙しくてもしっかり3食とるよう心がけましょう。
生理前、生理中の症状が重い人は、一度婦人科を受診してみるの良いでしょう。症状を軽くするための薬も処方してもらえます。
また毎朝基礎体温を測ることで、自分の一か月のホルモン周期を知ることができ、上手に対処ができるようになるでしょう。
自分は普通の状態で何でもない!と情緒不安定なのを否定せず、調子が悪い時は調子が悪いと認めましょう。無理を重ねるとストレスになり、ますます症状が悪化してしまいます。
症状と向き合い、自分の状態を把握してうまく改善していくようにしましょう。
情緒不安定になると、自分の感情をうまくコントロールできません。また、そんな状態にイライラしてしまい、さらにストレスが増える悪循環に陥ります。
情緒不安定になるのは何らかの原因があるので、落ち着いたときに自分と向き合い、原因を考えてみてください。それらを把握して取り除くことで、少しづつでも改善していきましょう。
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